ペットフード事件簿

エッセンシャルオイルの危険性について



エッセンシャルオイルは猫に危険な成分として知られていますが、犬にも中毒の報告があります。

エッセンシャルオイルには多くの種類がありますが、ASPCA (米国動物虐待防止協会 中毒事故管理センター)は、獣医師に承認された特殊な場合を除き、どれも避けるべきだとしています。

エッセンシャルオイル共通の症状
誤飲した場合:胃腸障害、中枢神経系の抑制、肝臓障害
吸い込んだ場合:誤嚥性肺炎

成分別では、以下の報告があります

ティツリー オイル

ASPCAに2002~2012年の10年間によせられたデータによると、100%のティツリー オイルにさらされた犬337匹、猫106匹のうち、 343匹 (77%) に中毒の症状が現れている。
摂取後2〜12時間以内に症状が現れ、3日続く。若い猫や小柄な猫は、より深刻な症状が出る場合があります。

別の報告では100%のオイルの場合、7滴ほどで深刻な症状がでて、10~20ミリリットルで犬と猫の両方に死亡する恐れがあると言われています。
ラベルに書かれた含有量が1~2%未満であれば、危険度は低くなります。

症状
うつ病、無気力、脱力感、協調運動障害歩行不能(酔ったような症状)、筋肉の震え、
唾液分泌異常、よだれ、まれに嘔吐
皮膚の発疹、低体温、肝酵素の増加、昏睡、死亡の恐れ


ミント

症状:嘔吐、下痢

メグサハッカ、ペニーロイヤル (ハッカ油)

症状:肝不全を引き起こす可能性

ユーカリプトール (ユーカリ属)

症状:唾液分泌異常、嘔吐、下痢、活動や機能などの低下、脱力

犬と猫に危険な物

ペットフード・ペット用おやつ

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