ペットフードの処方食(療法食)を扱うメーカーへの集団訴訟 [ヒルズ・ネスレ・マース]

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アメリカで大手ペットフードメーカーの処方食に対して集団訴訟がありました。

■訴訟されたメーカーとブランド
ヒルズ : プリスクリプションダイエット
ネスレ : ピュリナ プロプラン ベテリナリーダイエット
マース: ロイヤルカナン ベテリナリーダイエット
マース: アイムス ベテリナリーフォーミュラ

■訴訟理由
処方食は獣医師の処方箋で販売されているが、処方箋の条件はメーカーや販売業者が決定し、法律によるものではない。FDA(米国食品医薬局)や政府機関による法的な強制力もない。
さらに処方箋が必用とされるペットフードと、そうでないペットフードに価格差以外の大きな違いは存在しない。

メーカーは処方箋を必用としていると誤認させ、処方食の市場を作り、通常のペットフードよりも高い価格で販売している。
またマーケティング、ラベル表示、販売方法は、詐欺的で連邦独占禁止法とカリフォルニア州消費者保護法に違反している。

▼ニュース(英語)
Lawyers file class action against leading pet food companies. The issue? Prescription pet foods.
Class Action Filed for Prescription Pet Food


ここ数年、アメリカではペットフードに関する訴訟が増えましたが、ラベルの表示や広告など販売方法についての訴訟が多いです。ペットフードの成分や原材料に関する法律が存在しないため、メーカーを訴えて勝てる部分が他にないのが大きな理由と思われます。

▼過去の訴訟例 (このブログで紹介した記事になります)
ブルーバッファローへの訴訟
肉副産物などを含まないナチュラルフードとして販売している製品をテストしたところ、肉副産物を検出。

ネスレなどへの訴訟
ビタミン・ミネラル・アミノ酸などは輸入品にもかかわらず、ラベルにはアメリカで生産したかのように表示されている。

ペットフードの原材料表示がいかに適当なのかが分かる調査も過去に行われています。
調査:ペットフードに含まれる肉類とラベル表示について
メジャーなドッグフード10種類と、キャットフード7種類のDNA鑑定を実施。
合計17種類のうち、14種類でラベルの記載とは違う肉を含んでいたことが分かった。
多くのペットフードのラベルに、ビーフ、チキン、ポークの記載がないにも関わらず含まれていた。